March 16, 2008

バチカン、「麻薬」「公害」「遺伝子操作」を罪に

CNN Japanのサイトで3/11に掲載された以下の記事をご紹介します。
掲載元:CNN.co.jp

ローマ(AP) バチカン・ローマ法王庁のジャンフランコ・ジロッティ師は9日、同国日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノとのインタビューで、新たに「麻薬」と「公害」、「遺伝子操作」を「罪深い行為」として扱うと述べた。これらは世界的な規模で、社会的な影響を与えているためとしている。

ジロッティ師はバチカン内赦院の内赦執行官を務めるローマ法王庁の高官。この3つの行為について、「実験と遺伝子操作によって、人間の基本的な権利が脅かされる」と指摘。麻薬は人々の知性を覆い隠して心を弱らせ、公害は全世界的に、富める者と貧しい者の格差を社会的にも経済的にも拡大させて、「社会的な不公平を生み出す」と非難した。

カトリックには、神からの離反と見なされる「大罪(mortal sin)」と、神に背く行為の「小罪(venial sin)」がある。

「大罪」は、ダンテの「神曲」などで広く知られるようになった「淫欲」「どん欲」「強欲」「怠惰」「ねたみ」「高慢」。大罪を犯した者は神の前で告白し、悔い改めなければ地獄で火あぶりになるとされる。

しかし、全世界的な社会問題などを見て、新たに「罪」も現代化させる必要があると判断したという。

また、最近の調査で、イタリア人のカトリック教徒のうち、教会へ懺悔に行かない人々、約60%に増加したことも、「罪」の内容を見直すきっかけになったようだ。

1 comment:

Anonymous said...

I should email my pal about this.